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気になるメディカルトピックス・コラム

2016/12/29

チアゾリジン誘導体とDPP4阻害薬は心臓に悪い?

チアゾリンジン誘導体は、近位および遠位尿細管でのNa再吸収作用を亢進させるため、副作用としての浮腫の懸念があり、心不全患者には禁忌とされています。またSAVOR-TIMI 53試験では、心不全による入院について、DPP4阻害薬のサキサグリプチン群の方で有意に増加していたことが、問題とされました。果たしてこれらの薬剤は本当に心不全を増加させるのでしょうか?

そのような中で、469,688名もの2型糖尿病患者を対象にした薬剤別のイベント解析に興味深いデータが示されました(BMJ 2016; 354 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.i3477)。この論文によると、チアゾリジン誘導体とDPP4阻害薬の両者は、心不全の発症予防効果があると結論付けています。確かに心不全症状を呈している患者への両剤の使用は、問題がありそうですが、心腎機能に憂慮すべき問題ない患者での使用については、むしろ有効かも知れません。ただこの論文で一番目を引くのは、実はメトホルミンの万能性ではありましたが・・・・。(担当:粟飯原)

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